技術というのは意外なところで結びついていて、全く違う分野に見えてもそれらが相互に応用できるものもあるものです。
見方を変えれば一つのものにしか使うことができないという技術のほうが少なく、一見すると他に使いみちがないようなものであっても、ちょっとしたことで有効活用できることも少なくありません。
新しい発見をすることも大事なことですが、既存のものを別のものにどのようにして応用をしていくのかということもまた大切なことになります。
農業も医療も技術の発展が著しい
農業というのは未だに人力で行う部分が多いだけに、大昔から変化がないように思えますが、それでも発展は非常に著しいものとなっています。
農作業をする機械にしたってすべてを人の手でこなしていた時代からすれば目覚ましい進歩がありますし、作物にしても品種改良によって味が良くなったり病気に強くなったりしている部分はたくさんあります。
医療の世界も同様にほんの少し前までは治すことができなかった、様々な病気を簡単に治すことができるようになりました。
陥没乳頭のように人類の歴史においてそれほど脅威とされていないものであっても、医療の技術が低かった時代は簡単に手術をすることはできませんでした。
優先順位が低いこともありますから、長い歴史の中で人知れず悩んでいた人も少なくありませんでしたが、今日では気軽に治すことができるようになったのです。
普段何気なく生活をしていると気づきにくいものですが、これらの進歩は非常に早く進んでいます。
相互に応用できる部分もある
農業と医療では全く分野が違うように思えますが、技術の部分だけで言えば応用できるところも少なくありません。
これは農業と医療に限らず、工業分野など様々な分野で同じことが言えるものです。
一つの技術というのは、なにか特定の物にしか役に立たないわけではなく、使い方次第では別のところでも応用ができることはよくあることです。
後は以下にいて既存の技術を他のところで応用をすることができるのかが鍵になり、それを考え出す頭というのが今の時代重要視されるようになってきています。
新しいものばかりをありがたがる世の中ではありますが、常に新しいものに目を向けるのではなく、今あるものに対して少し見方を変えて、別のことに使うことができないかと考えてみることも大切なことになります。
応用をすることで新発見があるということは長い歴史の中で頻繁に起こっていたことであるため、これからの時代こそ応用力というのを更に磨いていきたいところです。
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